
気づき
庖丁解牛:二千年前の牛さばき人が、「フロー」の定義を先に書いていた
心理学が数十年かけて描いた「フロー」を、荘子は二千三百年前に牛一頭で書き終えていた。十九年使った刃が砥石から下ろしたままなのは、骨を叩かず隙間を探すから。
2026/10/59分
思いついたことを書いています。ある時は読んだ話、ある時は数珠を手にして浮かんだこと。

心理学が数十年かけて描いた「フロー」を、荘子は二千三百年前に牛一頭で書き終えていた。十九年使った刃が砥石から下ろしたままなのは、骨を叩かず隙間を探すから。

寒露は、二十四節気で最初に「寒」の字がつく節気。この季節の昔のルールはひとこと、「収める」。夏の服を箱にしまい、寝る時間を少し早め、食卓を「清らかさ」から「潤い」へ替える。やり残したことは、来年の肥料に。十月に疲れてしまうあなたへ。

TikTokで、アメリカの女の子が馬面裙を履いてプロムに行った。コメント欄はブランドを尋ね、彼女は答えた:ブランドじゃないの、四百年前からあるの。このスカートが中国の街に戻ってきて、まだ二十年。どこへ行っていたのか、どうやって帰ってきたのか。

アメリカ出張から戻った同僚がメラトニンのグミを、母は故郷からヨモギ入りの足湯たらいを送ってきた。同じ眠れない夜に、二つの文明が二つの答えを出した。メラトニンは体の代わりに「暗くなったよ」と一声かけるもの。足湯は、一日中走り続けた心を本当の意味で止めるもの。不眠はたいてい眠りの問題ではなく、昼間の借りが夜に取り立てに来るだけ。先に心を眠らせて、それから目を眠らせる。

3年間の不眠症。メラトニンも白い雑音も羊を数えるのもダメだった。青城山で出会った道士が教えてくれた三つの呼吸法——数息、調息、胎息。1ヶ月後、毎日15分で眠れるようになった。